Austenさんの論文が出版されました。
論文名-実験進化的手法によるリボソームRNA遺伝子の協調進化の解析
著者-ガンレイ オーステン、小林 武彦
掲載誌-Molecular Biology and Evolution
内容-リボソームRNA遺伝子(rDNA)は真核細胞では100コピー以上が巨大反復遺伝子群を染色体上に形成しています。面白いことにその半分以上は転写されていないにもかかわらず、全てのコピーは高度に均一化された状態で維持されています。今回、人為的にrDNAの1つのコピーに中立の変異を導入し、それがリピート全体にどのように伝播、あるいは排除されコピーの均一化が図られているのか解析しました。
原題;Monitoring the Rate and Dynamics of Concerted Evolution in the Ribosomal DNA Repeats of Saccharomyces cerevisiae Using Experimental Evolution.
Ganley AR, Kobayashi T. Mol Biol Evol. 2011 May 4. [Epub ahead of print]